行動展示が話題になった、旭山動物園に行って来ました。
最初は日帰りで行こうかと考えていましたが、強行軍過ぎるので現地で一泊して土日を使って行くことにしました。
■日の出より早く羽田空港入り
AirDOの朝の出発時間が午前6:40しかなく、6時頃に羽田空港に入ることになりました。
いつもなら、ラウンジでお茶を飲みながら行き交う飛行機を眺めるのですが、今回はそんな時間はなく、ギリギリです。
保安検査場では出発直前の便を優先的に通してくれるため、並ばずに荷物検査となりました。ただ、なぜか、自分が金属探知機に反応してしまいます。財布もiPhoneも小銭入れも鍵もトレーに出したのに。ところが、上着を脱いでゲートを通ると、アッサリとOK
もしかして、使い捨てカイロを内ポケットに入れていたからかもしれません。鉄粉ですから、あれは。
動く歩道を歩いて、途中で持込み機内食のサンドイッチ(フルーツサンド、BLTサンド)を買って、搭乗口55番に辿り着いたのが、6:20頃。6:25頃から搭乗開始して、定刻6:40に出発。
今回ほど、空港入りがギリギリだったのは初めてでした。
■一面の雲
羽田空港を出て、雲の上に出ましたが、見えるのは雲だけ。
ところが北海道が近づくと晴れて、雪で真っ白になった地面が見えてきました。寒そうです….
■マイナス15度でiPhone活動停止
8:30に旭川空港着。
飛行機を降りると、空気がキラキラしています。これはダイヤモンドダストでしょうか。
正面玄関の温度計が、気温マイナス15度だと言っています。少し外に出た位では人間の方は大丈夫だったので、雪景色を撮影。
3階の展望ラウンジで乗ってきた機体が帰る場面を撮影しようとしたら、突然のバッテリーゼロ宣言が画面に表示されてます。何度か電源ボタンを押すと、要充電の表示すら出なくなりました。
慌てて、一階のフリー電源で充電開始。おかしいな、充電してきたのに。
電源は一階の総合案内所前、観光パンフレットが並べられた一角にあります。ついでなので、旭川駅から近そうな、面白そうな場所・施設のパンフレットを集めました。
空港の総合案内所によると、乗車は早い者勝ちとのことです。乗れないのが一番こまるので、空港内券売機で先に買っておきました。ただ、切符を買っても乗れるわけではないそうです。並ぶ必要があるとのこと。
旭川空港発10:00 →10:40旭山動物園着、バスは10分前に1番バス乗り場に入ってきました。速攻で並んで乗車。降車時清算なので、バス券は降りる時に渡します。車両は路線バスではなく観光バスです。補助席を出しても満員になりました。
動物園に着いたのは10:30頃で、長蛇の列！が入り口まで続いていました。500人位は並んでいると思います。でも、この列は入園券を持っている人で、並ぶ前に券売機で買う必要があります。
そうこうするうちに、列はさらに100人ほど延びました。
■園内は真っ白
空港もそうだったし、ここに来る道中もそう、そして動物園の中もひたすら真っ白です。土の地面は見えません。
空港はマイナス15度でしたが、動物園はマイナス10度と表示されてます。どっちにしろ寒いことには変わりなく、東京から来た身としては「冬山装備」でも大袈裟ではないと感じました。
■ペンギンの散歩
ペンギンの散歩は11時からです。入園してすぐに散歩コースに行きました。往路は見学者でごった返していましたが、復路はまだまだ空いていたので、折り返し地点辺りに陣取りました。
職員の方々が、見学の注意を繰り返し説明しています。線より中に入るな、カメラや手も線の中に入れるな、最前列はペンギンの目の高さになるようにしゃがめ、カメラのフラッシュは使うな、マナー悪いと即中止する。
驚いたのは、日本語だけでなく、英語でもアナウンスしていること。そして、線より下がって、しゃがんで、などを英語で個別に注意していたこと。北海道の小さな動物園ですが、上野動物園よりも国際化に対応しているのかもしれません。
ペンギンの散歩を見るなら、往路ではなく復路がお勧めです。往路の方は、ワイワイと押し合いながら見学しています。それよりも、空いている復路の方が落ち着いて見学出来ます。
ペンギン達が復路を歩いている頃、ふと見ると往路はガラガラ。早足で往路に移動すると、復路を歩くペンギン達を上から見られました！ 往路で見学していた人達は、あっという間にいなくなってました。
■パイプの中を通るアザラシ
これもテレビで何度も見た場面です。ただ、ペンギンもアザラシも同じですが、芸を仕込んだのではなく、習性で行動しているだけですよね。アザラシがパイプを通らないからといって、足をドンドン踏み鳴らしても、パイプを叩いても無駄なんです。
■昼はラーメン
寒いしお腹も空いてきたので、アザラシ館に繋がっている場所で旭山醤油ラーメン(680円)を食べました。海苔に描かれたアザラシの顔は、子供のテンションが上がると思います。味は濃い目でしたが、美味しかったです。
メニューは色々とあり、値段は高くもなく安くもなくといったところです。気温マイナス10度の中でも、アイスクリームをねだる子供が数人いたのは驚きでした。なぜ、子供ってアイスクリームが好きなんでしょうか。
■シロクマ飛び込みせず
プールに豪快に飛び込む姿を期待して20分ほど居ましたが、ウロウロするだけです。プールの端に見える見学者をアザラシに見立てて飛び込む、そういう風に聞いていましたが。シロクマの方が、環境に順応してしまったのでしょうか？
■トラは寒さ大丈夫？
アムールトラの檻には雪が積もっていました。寒く無いのでしょうか？トラのイメージは暑い場所だったので、不思議な感じです。
檻の中も一面の雪景色です。
■寒さに負けて休憩
寒さに負けたので、休憩することにしました。ラーメンを食べたアザラシ館の休憩所は混雑して入れませんが、すぐ隣の自販機のみの休憩所「やすらぎの森」は50人以上は入れる広さでしたが、席が半分以上空いていて、人の出入りが少ないのでとても暖かでした。よく見ると、コカ・コーラの名前が見えます。そういえば、自販機で買ったドリンクもコカ・コーラ社製品だったかも。
■iPhoneは懐に入れる
何度かiPhoneの電源が突然落ちましたが、わかってきました。低温で化学反応が進まず、発電できないのだと思います。使わないときは、上着の内ポケットなどで保温することにしました。
サル山から市街地方向を撮ってみましたが、やっぱり一面の雪景色。
■旭川駅行きのバス
14:30発の旭川駅行きバスに乗車。普通の路線バスでした。乗車していた後半は記憶がありません。寝ていたようです。
30分ほどで旭川駅に到着。あらら、旭川駅前も雪に覆われています。
■パコ旭川にチェックイン
最初はワシントンホテル旭川に泊まる予定でした。予約したのは2週間前でしたが、1週間前にふと見てみると、2人1万円で予約したのと同じ内容で8千円程度になっていました。さらに他のホテルも見てみると、軒並み価格帯が下がっていました。
駅前立地で温泉があるということなので、今回はパコ旭川に決めました。
外観が少し古く感じますが、館内は普通でしたね。
ホテル外観の写真、室内の写真など、いつも必ず撮影するのですが、今回は全く写していません。もう、寒いことに気を取られて、それどころではなかったようです。
■夕飯はイオンモール旭川駅前店
せっかく北海道に来たのだから、新鮮な魚を食べたいと思って寿司屋に行きましたが、休みでした。寒すぎて新たに探す気力が湧かないので、分かり易いイオンモールを選択。
寿司屋を口コミサイトで探すと、駅前のメインストリートから1本、2本と外れた場所なんです。17時だというのに、寿司屋に限らず、周囲の店もほとんど閉店してました。今から思うと、北海道で海鮮は全く食べてません。うーん、勿体無かった。
で、イオンモールに寿司屋はなく、入ったのは北海道米がウリの定食屋「五穀」。注文してからお米を釜炊きするために、15〜20分ほど待ちます。お米もおかずも美味しかったです、美味しかったのですが、やっぱり寿司が食べたかった。
■パコ旭川の温泉
ここに泊まることにしたのは、地階に温泉があるからです。42度の湯に浸かって、今日の寒さを癒しました。
シャンプー、リンスなどは備え付けですが、タオルは部屋から持っていきます。脱衣場には鍵付きロッカーがあり、着替えを入れておけます。荷物を持って行かれることがないので、安心です。
それにしても、寒い1日でした。明日は、三浦綾子記念文学館に行く予定です。体力を回復させるために、温泉で温まっているうちに寝ることにします。
支出計 17,460 (二人分)
2,000 空港リムジンバス
800 朝食サンドイッチ(機内持ち込み)
1,100 バス(旭川空港 – 旭山動物園)
1,640 旭山動物園入園料
1,380 醤油ラーメン(旭山動物園あざらし館)
880 バス(旭山動物園 – 旭川駅)
6,960 宿泊(パコ旭川)
2,000 夕食(イオンモール旭川駅前 五穀)
700 おやつ(イオンモール旭川駅前)