ここしばらく、軽井沢に宿泊していなかったので、1泊だけ行ってきました。
■早朝の新幹線 (07:00)
JRのえきねっとで割引切符を購入しましたが、対象となる列車は一部だけ。そのため、東京駅7:24発に乗ることになりました。
ただ、指定席はいいですね、ホームに早く行って並ばなくてもいいし、座れるかどうかドキドキしなくてもいいし。楽しい旅行の最初からカリカリすることなく、心にゆとりが生まれます。しかも、指定席なのに、自由席よりも安く乗れます。まあ、安くなるとはいっても、朝のサンドイッチが無料になるくらいですが。
そういえば、長野新幹線が金沢まで伸びて「北陸新幹線」と呼ばれるようになってから、初めての乗車でした。これまで乗った新幹線と比較して、座席のグレードが上がったようです。シートの質が良くなって、背もたれの枕部分が上下するし、100Vのコンセントまでありました。
前席シートの背もたれ下にあるコンセント。
窓際の足元にあるコンセント。
シートの枕が上下します。
上野を出発して地上を走るようになった辺りから、車窓の街並みを眺めながら、コーヒーとサンドイッチで軽い朝食をとりました。旧軽井沢銀座の浅野屋でもパンを食べたいので、腹7分目位にセーブしておきます。
■循環バスに乗り損ねる (09:00)
軽井沢駅に降り立っての第一声は「寒い!」
半袖ポロシャツ、ジーンズで東京は丁度良いくらいでしたが、さすがに標高1000mで同じ格好は無理でした。持ってきた薄手の長袖を上に羽織りました。この長袖シャツは、昨年のハワイ旅行の際、羽田空港のユニクロで購入したものです。ちょっと羽織るのに便利なため、今回も持ってきました。
軽井沢駅から旧軽井沢銀座まで、歩くと結構な距離があります。軽井沢町内循環バスがあることを事前に調べておいたので、それに乗って行くことにしました。駅北口の4番バス乗り場に、循環バスの案内が貼ってありました。ここだと思い待っていましたが、発車時刻を5分過ぎてもバスが来ません。おかしいと思い他のバスの運転手に尋ねると、循環バスは1番乗り場だとのこと。バス停の番号まで調べておけば良かったと言えばそうですが、紛らわしい表示でした。
■矢ケ崎公園 (09:30)
次の循環バスは2時間後。待っていても何も始まらないので、矢ケ崎公園の鴨を確認に行くことにしました。
矢ケ崎公園に行くのは初めてです。大体、古月堂まで行ってしまうので、駅との間で寄り道したことはありませんでした。
あれ!? 鴨が一羽もいません。う~ん、ちょっと残念です。
■レンタル自転車 (10:00)
鴨がいないなら長居は無用と、矢ケ崎公園から旧軽井沢銀座を目指してタラタラと歩き出しました。いや、やっぱり、結構な距離があります。浅野屋に行くだけで疲れてしまいそうなので、宿に荷物を置いて、自転車を借りることにしました。
と思いついたのが10時頃。宿のチェックアウトが10時なので、お客さんは帰って、宿の方も手が空いてきているはずです。電話してみると、荷物も自転車もOKとのこと。身軽になって、浅野屋を目指します。
■涼の音カフェ (10:30)
室生犀星記念館の向いある「涼の音カフェ」。ガイドブックなどの写真を見ると、「木立の中で緑成分を吸収し放題」といった感じの写真でした。気になっていたので、とりあえず場所だけ確認しておきます。
旧軽井沢銀座の混雑を避けるために、一本裏のテニスコートの横を抜けて、多分ここだろうと思われる場所に着くと。
えぇっ!? こんな所から行くんですか!? と思わず声が出てしまう場所に案内表示が……..
でも、カフェの立地は素晴らしいです。東京人が思い描く「軽井沢のカフェ」がそこにありました。本当に、緑成分を体全体で吸収できそうです。ここでお茶するのが楽しみです。
■浅野屋 (11:00)
涼の音カフェへの道順を確認したので、遅いおやつをとりに浅野屋へ。
東京駅、上野駅の改札内にも出店しているので、時々、買ってます。自分の思う相場の倍はするので、本当に時々ですが。
お店に着くと、別荘族、町の方はひととおり買い終わったらしく、朝のピークは過ぎていました。トマト・モッツァレラ、あんフランス、アイスコーヒーをシェアして堪能。トマト・モッツァレラが美味しいことを再確認して、あんフランスを食べると、こちらも美味しい!
あんぱんと言うと「柔らかい生地の中にあんこ」が定番ですが、固いフランスパンを食いちぎりながら食べるのも非常に美味しかったです。
■古月堂はまだ休み? (11:30)
鴨に会うために雲場池に移動します。途中、お昼の定番「古月堂」が開いているか確認することにしました。
う~ん、やっぱり閉店してる。6月はまだ、オンシーズンじゃないんでしょうか。
和菓子屋さん(http://cogetudou.main.jp/)が本業なので、軽井沢の喫茶店は休みになることも多々あるようなんです。ここに限らず、軽井沢は季節営業のお店が多いですよね。明日、もしかしたら営業しているかもしれないので、また来てみます。古月堂の「生姜焼き定食」を食べないと、軽井沢に来た感じが半減するので。
■雲場池 (12:00)
軽井沢に来たら必ず訪れる雲場池。景色が綺麗なこともそうですが、もうひとつの目当ては鴨と鯉です。お尻を振りながら泳ぐ鴨と、ゆっくり泳ぐ鯉を見ながら、家族の会話がはずみます。
と思ったのですが、あれ!? 鴨がいない。鯉もいない。先ほどの矢ケ崎公園といい、雲場池といい、どこに行ってしまったのでしょうか。
まあ、木々の緑が綺麗なことに変わりはないので、池をぐるっと散策することにしました。と、奥の方に行くと……….、いました。お母さんと子供たち。驚かさないように、ゆっくり歩いて、木々の隙間から覗いてみました。
子供は5羽でしょうか、お母さんと一緒に一生懸命に食事しています。周囲を見ると、池を覆う草が刈り取られていました。もしかして、池の掃除があって、鴨たちが驚いて逃げたのかもしれません。逃げられない子供と、その親鳥だけが残っているようです。
■昼はそば (13:30)
遅めのお昼は、ざるそばです。避暑地のはずなのに、天気が良すぎて暑いので、さっぱりしたものが食べたくなりました。この蕎麦屋「ほのか」も古月堂と同様に、いつも立ち寄る店です。ランチ2,000円が安く感じられる軽井沢にあって、生活価格の食事がとれます。なんと、おおざるで800円です。お店を見つけてから10年以上になりますが、蕎麦は必ずここで食べています。
ただ、心配になるくらいに、いつも空いてるんです。旧軽井沢銀座の横道にあるのですが、メインストリートから完全に見えてます。なのに、昼時でも満席になったのを見たことがありません。
■もう一度、矢ケ崎公園 (14:30)
朝は鴨がいませんでしたが、もう昼を過ぎたので、もしかしたら居るかもしれない。そう思って、もう一度だけ行ってみましたが、やはり居ませんでした。大賀ホールのホワイエで、鴨のエサを売っているのは確認できたので、また、次の機会にします。
■涼の音カフェ (15:00)
テラス席が満席なので、店内席へ。ケーキ、お茶は美味しかったですが、やっぱりテラス席が良かったな。
と思ったら、外の席は喫煙可能みたいです。あ〜、この木立の中にいるのに、自然の空気を吸わずに煙を吸うなんて、もったいない。
お茶を飲んだら、目の前の室生犀星記念館へ。
室生犀星が生活した家が、そのまま残ってました。町役場の方? と思われる方が、家屋の説明をしてくださって、ふらっと立ち寄っただけなのに、濃い時間になりました。
火鉢だけで冬を乗り切った、書斎には暖房が無かった、客間は雨が吹き込むので夏の晴れの時しか雨戸が開けられない、などなど教えていただきました。
■宿にチェックイン (ペンション ウエハラ http://p-uehara.com/) (16:30)
暗くなる前に宿にチェックインしました。
部屋にはベッドだけで、他には何もありません。テレビ、冷蔵庫、トイレと風呂は共同です。
ただ、無料のWiFiがありました! これで、パケットを気にせずに調べ物ができます。
■夕飯はマイアミ・ガーデン (19:00)
横になったら、少し寝てしまったようです。
この時間になると開いてる店が本当に少ないです。時間をかけて探すのも面倒なので、夕飯は近くのマイアミ・ガーデンへ。
お客さんが少なくて、2〜3割程度しか埋まってません。ただ、店内の装飾と店員の雰囲気はいいですね。
サラダ、ソーセージ盛り合わせ、チーズリゾットを二人でシェア。量が少ないような気がしましたが、ゆっくりと食べたせいなのか、結構お腹に溜まったし、味も良くて満足しました。
■夜食調達 (20:00)
ペンションには飲料自販機もお菓子などの販売もありません。風呂上がりに飲むものを調達しに旧軽井沢銀座方面へ。
この辺りには、コンビニがありません。誰もいない旧軽井沢銀座を歩きながら、開いている店を探しました。
リカー・ショップ・ツチヤが開いてました! お店の人によると、夏場以外はどの店も早く閉まるようです。
■就寝 (23:00)
風呂に入って、旧軽銀座で買ったアクエリアスを飲んで、さて、することが無くなりました。テレビもないし、新聞も買ってこなかったし、今日は寝ることにします。
■支出計 32,972 (二人分)
10,620 新幹線
1,022 朝食 コーヒー、サンドイッチ
536 サンドイッチ
1,400 レンタサイクル
821 浅野屋パン
1,600 ざる蕎麦
1,671 涼の音カフェ
3,850 夕食 マイアミ・ガーデン
652 おやつ リカー・ショップ・ツチヤ
10,400 宿泊
400 タオル バスタオル、フェイスタオル