暑い東京を脱出して、涼しい紋別に行ってきます。
東京から行く避暑地というと、軽井沢、箱根、長野や群馬の山、中禅寺湖のもっと奥にある湯ノ湖などが思い付きます。ですが、今回は特典航空券がたまたま取れた、北海道の紋別市に行くことにしました。あとは現地ホテルと飲食代を捻出するだけです。
飛行機で行くなら暑さを避けて、また北海道にしようと思っていましたが、天気予報を見ていると今年の札幌や旭川は思いのほか暑くて、東京とあまり変わらないと分かりました。気温が低そうな場所を探すと、稚内、紋別、釧路が候補に残りました。
稚内は8月5-6日の土日はお祭りがあるためにホテル宿泊代が高騰して、一泊朝食付きの相場が13,000円ほどという高さで、候補から外れました。
そして、釧路は特典航空券の空きがなく、残念ながら候補から外れました。
残ったのが紋別ですが、羽田から紋別に飛んできて、その飛行機が羽田に帰る。その1便しかありません。使用機材はボーイング737-800という小さな機体です。2021年12月に羽田=那覇で乗った、ピーチやジェットスターのA320と同じくらいのサイズです。
小さい機体で座席が少ないため、特典航空券が取れればラッキーと思い検索してみると、なんと席が取れてしまいました。往路は予約済み座席が95%くらい、復路は40%程度が予約されていました。
ということで、思いつきでしたが、紋別旅行が決まりました。
◼️08:00 朝食 羽田空港
朝ごはんを空港で取ろうと思い、3時間前に入りましたが、やはり混雑してます。
ふと、財布を見ると、千円札が数枚しか入ってませんでした。支払いはクレジットカードを基本に考えていますが、現金だけしか使えない場面もあります。ちょっと不安なので、出入り口の脇で見つけた、申し訳なさそうな郵便局のATMで一万円札を数枚ほど補充しました。
パン食を探して、美味しそうな BEER CAFE+ に決定。ベーコンカスクート、アイスコーヒー(950円)にしました。んんっ!? 見本より小さいなぁ、味は良かったのに残念です。
カフェは、保安検査があるフロアのひとつ上にある、デッキのような構造の場所にあります。行き来する方々の流れを見ながら、美味しくいただきました。
◼️09:00 搭乗ゲート変更
荷物自動預け機にバッグを入れましたが、タグの貼り付け位置が良く無いようでバーコードを読んでくれません。5回ほど試すとキャンセルされて、また最初からやり直し。新しいタグを、スキャナが読み取りしやすい方向に貼って、何とか預かってもらえました。
搭乗ゲートは505という、第二ターミナルの端っこからさらにバスに乗る場所です。久しぶりにノースのラウンジに寄り道しようと思います。
搭乗ゲート変更の通知がSMSに来て、保安検査のBゲートで読み取り機にかざすために、iPhoneで搭乗券を表示すると、ゲート67Aに変更になったと書かれています。
えっ!? 67Aって、505とは反対側の端っこです!
505ゲートに行く前で良かった。でも67Aは遠かった、ホントに遠かった。動く歩道に乗って、延々と歩きました。早めに移動して時間が余っているため、サウスのラウンジに寄り道しました。40〜50%位の席が埋まってます。まあまあ、空いてますね。
◼️10:30 搭乗
さあ、行きましょうか、紋別へ。観光する場所など、あまり調べてませんが、涼しければそれだけで充分です。
座席は非常口席です。緊急時には、翼の上に出る場所だと思います。
窓側席はここしかありませんでした。CAと向き合って座るのは気まずいなぁ、と考えていたのですが、目の前は普通の乗客用座席で、CAは機体前後の端に座るようです。以前、ニューヨーク便で非常口席に座ったら、目の前にCAが向かい合わせに座っていて、話しかけられたことがありました。そういうの好きな人もいると思いますが、見られていると自由に過ごせないので居心地が良く無いんですよね。まあ、今回の機体はそういう席配置ではなくて、良かった、よかった。
また、前の座席が普通の乗客用だったことで、足元にカバンが置けたのは良かったですね。CA席だったら、足元ではなく上の荷物入れにするか、CAさんがよその場所に持っていってしまいます。
機内では面白いことも、トラブルも無く順調に飛んでいきます。天気が曇りがちで、窓の外の景色がいまひとつだったのは残念でしたね。下北半島がクッキリと見えるかと期待してたのですが。
機体が左旋回した時に、東京ディズニーランドは見えました!
◼️12:30 オホーツク紋別空港
紋別は雨でした。飛行機は、空港の北側からアプローチしていきました。
機内の案内放送で「3番ポストに到着します」と聞こえました。3番ってどこですか?
紋別空港には乗降用ボーディングブリッジ、ポストから飛行機を押すトーイングカーもありません。飛行機が自走して滑走路を逆走して、ターミナル前に止まりました。
本当に目の前です!羽田や成田、新千歳、旭川などとは比較にならない小さな空港でした。
LCCに乗ったときや、駐機ポストに空きがない場合にタラップで降りてバスで移動、というのは何度も経験してます。でも、ここ紋別空港はタラップを降りて、ターミナルまでは徒歩のみ。バスも要らないほどの近さです。この距離なら、走れば10秒もかからないですね。
外は雨が降っています。折り畳み傘を持ってきたので、それを使おうかと思ったら、「傘をお貸ししています」と機内放送がありました! とってもありがたいです。
タラップの下で、全日空ロゴ入りの傘を貸してくれました。
OKHOTSK MONBETSU ?? ロシア語?
預けたバックを受け取って、無料バスに乗って紋別バスターミナルに移動です。
写真を撮るのを忘れましたが、この無料バスは大きい路線バスの車両で本当にありがたいです。
■13:00 ホテルオホーツクパレス紋別
ホテルオホーツクパレス紋別は、紋別バスターミナルの隣です。少し強めに雨が降っていましたが、傘をささずに走って道路を渡って行きました。
14時チェックインで予約したのをすっかり忘れてレセプションに行きましたが、するっとチェックインできました。
部屋の中は過不足ない設備とアメニティでした。
山側の部屋で、窓の外は街並みと山が見えます。
ホテルの一階に自販機があり、興部の牛乳を使った商品も入ってました。後で食べてみよう、そう思っていたのに味見するのを忘れてしまいました。
そして、これも一階のエレベーター前ですが、結婚式のドレスが紹介されてました。JILL STUARTのドレスを使えるようです。
紋別でホテルを検索すると3件出てきます。その中で結婚披露宴を表に出してるのはここ、オホーツクパレス紋別だけでしたね。たしか宿泊料金も千円程度の差であったため、今回も結婚式できるホテルを選択しました。結婚式できるということは、それなりのサービスレベルが期待できるのだと考えてます。
それでは、おやつを調達するためにセイコーマートに行きましょうか。