■貯金の成果
今回の旅行は、5年間の貯金の成果だ。 買い物の釣銭をちまちまと貯金して、航空券とホテル代くらいになった。(月3,000円 × 60ヶ月 → 18万円也)
■片道切符
紙の航空券ではなく、成田空港でe-ticketというのを発券してもらったが、片道分しか出てこなかった。慌てて全日空の係員に尋ねると、JFKでも同様のシステムで発券するとのこと。もしかして、片道しか申し込んでいないのかと、あせったしまった。
成田空港(第二ターミナル)のカード・ラウンジは、人の出入りが多くて慌ただしい。
■隣の人が
座席は37Cで、最後尾の通路側。窓側でないと景色が自由に楽しめないのはつらいが、トイレなどで他人の座席の前を通るのは、気が引けるので通路側しか選択できない。今回のお隣さんは、女性だった。
離陸後、1時間くらいしてかなり機体が揺れた。それで、気分が悪くなったらしく、シートベルトサインが出ている中で、トイレに駆け込んでいる。12時間以上のフライトだが、大丈夫だろうか。それ以来、隣の人が気分悪くなったりして、トイレに行くのではないかと、気になって熟睡することができなかった。
■機内
ニューヨーク時間の朝食。写真では分からないが、ヨーグルトのフタがパンパンに膨らんでいる。身が飛び出ないように、慎重に開ける必要がある。
■機内食映画
・Legend of Zollo
怪傑ゾロも人の子だという映画。正義、家族、子供、父の威厳などを描いたアクションもの。スーパーマンではない、人間ゾロが共感できた。
・Just like a Heaven
幽体離脱をした植物状態の女性医師と、彼女のアパートを借りることになった男性の恋愛もの。ちょっと都合が良すぎるような場面もあったが、コメディー、純愛、人間模様があり、面白かった。
・落語 一通り
「ざこば」は落語が下手だ。声音、口調などでのキャラ切り分けが全く出来ていない。これで、真打ち?
・ゲーム オセロ(中級) 2勝0敗
隣の人に影響しないように、遠慮したので、いつもより少なめ。でも、B777-300のビデオシステムは、座席毎にVideo On Demandだった。見たい映画を見たい時に見られる。便利になったな〜
お隣さんは、朝食の前後には良くなったらしく、何とか話せるようになっていた。大阪から女性が一人旅!? ふ〜ん。行きずりの人なので、もう会わないだろうけど、大丈夫なのか?
JFKに着くと、雨だった。これなら、雪の方がまだましだ。先週の大雪が少し残っている。着陸したのは、9:30だったのに、Immigration通過が10:40。時間掛かり過ぎだ。しかも、両人さし指の指紋、顔をスキャンされた。ちょっと気分が悪い。ただ、驚いたことに、Terminal7の館内放送は、日本語だった。しかし、ずいぶんと暖かい日だ。一週間前に70cm近い雪が積もったとは思えない。
AirTrainは無事、稼働していた。2003年11月に来た時は、Informationで乗り方を尋ねると、鼻でふふんと「まだ動いてないんだよ、いつ開業するか分からんね」と言われていたので、少し心配だった。
Jamaica駅にある券売機。MTAでは、1999年頃から導入。
案内表示に従って乗車、Jamaica Stationへ。Long Island Rail RoadやSubwayに乗り換える時に、乗車賃を払うらしい。つまり、AirTrainは無料だ。Jamaica Stationでは、乗換時の切符の買い方が分からずに、係の女性に券売機のオベレーションをしてもらった。この女性は、ずっと仏頂面で面倒くさそうにオペレーションしている。こっちの人って、無愛想な人は本当に「ニコリ」ともしないんだな。でも、毎日、何人(何百人?)もの人から同じことを聞かれて、対応が条件反射的になっているのかもしれない。
車掌の検札。2人掛けの座席が一方向を向いている。4人掛けのボックス席は無い。
LIRRは、快適だ。車両は地下鉄の方がきれいだが、いわゆる快速なので、Pen Stationまで、20分とかからない。タクシー使ったり、地下鉄乗り継いだりしていたのが馬鹿らしい。運賃も安いことだし、次回からはLIRRを使おう。※JFKからManhattanは、タクシーだと$40位(チップ含む)だが、LIRRは$10。
社内には「ゴミ捨て禁止、たばこ禁止、ラジカセ禁止」のステッカーが。ラジカセ禁止は日本では見たことが無い。地下鉄で勝手に歌ってバイトする人がたくさんいるお国柄がでている。
■ホテルへ
Best Western President Hotel ( 234 W 48th Street US New York, New York, 10036-1424, USA TEL 212-246-8800 )
日本からインターネット経由で申し込んでおいたホテルだ。Times Squareに近くて(Broadwayと8th Aveの間)、安いホテルを探したら、Best Westernになった。
超せまい、シングルの部屋。床のスペースでスーツケースを開けると、足の踏み場に困るくらい。
バルコニーらしきものもあるが、ここから隣の部屋に移れそう。防犯上は、少し恐い。
本来のチェックインは15:00だが、12:00過ぎでも入れたので良かった。とりあえず、荷物を家具にしまって、滞在モード。さ〜て、何をしようか。2003年に来た時、行き当たりばったりで時間を無駄に使った反省が全く生きていない (^^;
とりあえず、今日やること。(○できた/×できなかった)
○Mcdnaldsでハンバーガー食べる (NY到着後の最初の食事は、いつも) ○Macy’sバッグ買う
○NYカレンダー買う (Jhon Otoner撮影)
○メトロカード買う($20チャージ)
×地下鉄、バスマップもらう
×スタバのDecafe豆を買う
○MOMAを無料時間帯にざっと見る
という成績で、マップとスタバができなかった。
■マクドナルドでエネルギー補給
ハンバーガーやマクドナルドが大好き、というわけではないが、味が分かっている安心感もあって、いつも食べてしまう。
Mcdonald’sでは、物乞いが「Excuse me, Mr.」と言ってメモを見せた。さっと見た感じ、2人の兄弟を養うために寄付してくれないかというものだ。へたに関わってややこしいことになると嫌なので、無視してSpicy Chicken Bargurを食べた。冷たい人間だと自分でも思ったが、ややこしいことになったときに交渉できるほどの英語力が無いので、関わらないのが一番だ。
窓の外には、すごい車が。「ジキルとハイド」というレストランの宣伝カー。日本に戻って写真を見てから気が付いた (^_^;;
地下鉄の駅には、ミュージシャンがたくさんいる。みなさん、本当に上手。この写真は、Pen Stationにて。
Hersey’s のチョコレートショップは、店内はチョコだらけ。
ロックフェラーセンターのスケートリンク。滑る人よりも、見ている人が何倍もいる。
聖パトリック大聖堂。礼拝堂は、音の反響がすごくいい。献金して、ろうそくを灯す場所がある。いつも立ち寄るところ。
■MOMA (Museum Of Modern Art)
MOMAは、館内は奇麗になったのだが、サルバトール・ダリはどこに行ったのだろう? 彼の作品をまた見たかったのに。でも、90分くらいで全館回る強行軍で、へとへと。
誰の作品か分からないが、点で支えているようで、倒れそうなのが恐い。
Macintosh SE も展示中。アップルの製品は、他にも何点かあった。
MOMAからの帰り道、昼とは比較にならない寒さで、お腹が急に痛くなった。暖かいものを食べよう。48st bet 6 and 7aveにある、1999年の出張でもさんざんお世話になったデリで夕食を調達。みそ汁があった!日本人としては、やっぱり嬉しい。
■日米回線開通
au A1303SAは、ニューヨークでも使えるはずなので、東京の自宅に何度か電話したのだが、ずっと留守電だ。諦めていたら、妻から掛かってきた。土曜は、朝10時近くまで寝ていたらしい。こっちは、金曜日20時。まあ、これで携帯の設定が正しいことが確認できたから、いつでも連絡がとれる。良かった。
■虚無感と実感
日本で録画した番組DVD「神はさいころを振らない」を見て、風呂入って、今日の日記を書いている。
マックで昼を食べた時、自分とNewYorkの距離が非常に遠く感じられていた。体はここにあるが、心は街にしっくりとこない感じだ。強引に家族と仕事を振り切ってまで、来てしまった後悔。何も予定を考えていないという焦り。機内で隣だった人に「PC壁紙用に写真を撮る」と言ってしまい、後から送るはめになった(結局、写真は送らなかったが)。などなどで、この地にいるのが不自然な、自分が浮いた存在に感じられていた。
しかし、とりあえず、街の中を動き回った結果、しっくりしてきた。自分がNew York Cityにいるという実感が自分のものになった。よし、明日は、セントラルパークの撮影だ。
■今日の食事
$6.50 昼 マクドナルド
$10.00 夜 デリ
$1.00 夜のコーラ(Hotel内の自販機で)